□ KDE2 試用

□ KDE2 ver2.0.1

2001/01/13

2000年10月 KDE2のリリースがアナウンスされた。
その日本語化も着々と進んでいると聞くたびに、ウズウズとしていたのだが、12月になると早々に雑誌などに紹介記事が掲載されるようになってきた。
KDE2の目玉は、なんといってもオフィススイートの搭載です。

年が明けて21世紀、ガマンできなくなってインストール試行。
といっても、もともと少ないHD容量に無理矢理隙間をつくって遊んでるノート、KDE2ソースをコピーしただけでもすでに空きが無い。

こうなったらしかたない、現在のKDE1と置き換えるしかないでしょうと、KDE1関連を全てアンインストール。
ついでに無謀にもEmacsを消去してしまった。Xデスクトップのワークステーションを目指す限り、ほとんど前時代の遺物でしょう。だってこれまでEmacsで作業したことないもん。関係者の方々すいません。
これでなんとか、HDの空きが出来た。

さっそく手続き順にしたがってコンパイルインストールを続けること延べ3日。
途中既存ライブラリが見つからないとか、インクルードファイルの記述が変なのとか、何度かモタモタしつつ、なんとか無事インストール成功したかに見えたのだが、やはり変だ。
jpeg画像がまるっきり表示できないし、もう一度ですな。

なにやかやと調整に2日、またまたコンパイルに3日。マシンは熱くなるし、一々見張ってるのもばからしい。それでも時間が解決してくれる。
今度は、うまくいったカナ?

おお、やはりKDE画面は美しい。オフィスもちゃんと動くぜぃ。
WinのOLEみたいな事もきちっとできるし。統合デスクトップ環境とはこういうものなんだと、新ためて実感させられる。うんうん。

完成度が上がれば、まだそれぞれアプリの出来などまだ評価してはいけないとは思いつつ、やはりすぐに不満は出てきてしまう。
konquerorブラウザではjavascriptへの対応がいまいちとか
kspreadのxls読み込みは全然使えないとか、使えばきりがない。
普段はWindowsべったりで、しかももう大分長い間おつきあいさせられているんだからこういうのは当たり前になってしまっている。有り難さも中位にしか感じない凡人の悲しさかな。

□ 感想

今KDE2だけで仕事しろと言われても、積極的にやりましょとは行かない。しかし近い将来への期待感は充分だ。これだけでも意味がある。
これならきっと何とかなるかもしれないと思えるもの。KDE1から1年でこの変わり様、ということはあと1年もすると、きっとスゴイことになっていそうな予感はする。

私の場合、通常業務をこなすにはCADが必須ですので、linux上のCADで気軽に使えるものなんて全然ないし、こればっかりはまだ何ともなりませんね。
という訳でBeDrawバンザイ。