□ Linux その後

□ Turbo Linux 6.0 (Workstation) FTP版

2000/07/30

なんやかやとやっている内に、あれこれのセキュリティのためといったFIXのアナウンスが各々聞こえてくるにつれて、さてどうしたものかソースDLか、RPMか、ポチポチやってみるがエーイ面倒くさいっどのみちホビーの域でやってるイントラ構築、またスクラッチからでも全然問題ナシというわけで、この際まるごと入れ替えに踏み切る。

用意したものは表題の通り Turbo Linux 6.0慣れてる分簡単だろうという思惑

インストールしてみると、あんなに苦労したXwindow の設定ですんなり Rage LT PROを認識、あっけなく1024x768モードで動く。流石と XFree86 の進化に感心したが、フレームバッファ対応カーネルとの相性は不安なので、コンソールはVGA モードのままでガマン。コンソールで各設定をバシバシたたける訳もなし、viでさえサッパリなんだから。

WM も慣れた KDE に決まり。4.0の標準ではダメだっ日本語の扱いもキチツと改善されている。追加のマニュアルインストールは、maestroサウンドモジュール、デーモン関係では qpopperくらいのものだ。

が、FMV-BIBLO NR9 26X では PCMCIA の認識が×、10BASEと MODEM 2枚差してあると2枚目の認識の時 IRQの空きが見つからない。これで丸2日つぶしてしまった。しかたなく以前に調達したPCMCIA モジュールをコンパイルインストール、これでカードの認識は出来るようになったようだが、こんどはインターフェイスの初期化が変、どうやら設定ファイルに問題ありらしい。インストール時に入れ替わってしまったファイル/etc/pcmcia を元にもどすと、こんどはOK。

apache wu-ftp sendmail(pop) sambaを設定すると一応イントラがいままで通り動作しだす。

ついでに ppp と ipfwadm関連と格闘すること2日、イントラからプライベート<>グローバルの通信をLinux 経由で可能とする。IPマスカレードってやつかな、うれしいね。ただし今の所ダイアリングは手動、以前にdiald の設定に失敗していたためやや躊躇ぎみ。

□ここまでの感想

Turbo Linux 4.0(2) と 6.0では、各ソフトのファイル所在(構成)がかなり変更されている。

大きいのは KDE 関連、多分去年 (4.0)まではオマケ扱いだったのが主役になったという事らしい。これ以外でも細々とした変更がなされているので、選択的なバージョンアップはむづかしいのだろうなと想像できる。

さらに、(4.0)では大分怪しげだったプリンタ関係がきちっと動作している。この辺は、最近の日本語化ディストリビューション開発競争でもまれた結果の反映でしょうか、昨年あたりインストール後何にもしないで動作したのはVine だけだったと記憶してますが。

こうしてみると Linuxデスクトップ環境は、私のようなアプリユーザにとっても充分扱えるレベルにまで降りてきていると感じる。Linuxで笑ってお仕事ってのも近いようだ。ただデーモンだけが黙々と走ってるサーバなんか見てても全然楽しくないものただの箱ね。

やはりパソコンはデスクトップ環境ですよワークステーション。

□ Turbo Linux 6.0 その後 2000/09

やはり diald 関連は古いのであきらめて ppxpに挑戦。

最新のソースを入手してコンパイルインストール。X環境でしか使用しないので、tcl/tk版を指定しないといけない、と あーら簡単ちゃんと設定さえすればフルオートで運用できるんだ。

それと、 IPマスカレード関連はどうも安定しないので(クライアントのWin95がいけない)プロキシに変更、こちらは慣れているdelegated を採用、最近のお薦めでは squidらしいが、この辺は既知識でこなせるほうがよろしい。

そろそろ、 Qt2.0 + KDE2が見えてきたようです。早く使ってみたい KOffice自分ではとても開発なんてできないものね。開発の皆さんに感謝しつつ待ちましょう。